キャディ同伴のプレーはとても快適です。ボールの行方は見ててくれるし、カートは運んでくれるし、ボールはふいてくれるし。
でも、キャディさんに頼りきってばかりではいけません。
僕はゴルフ場のアルバイトでキャディを6年間やっていましたが、キャディの仕事は想像以上に大変です。
4バッグの場合は4人のプレーヤーの共同のキャディですからね。
キャディを一緒にプレーする仲間だと思ってお互いを思いやりながら接すれば、自分だけでなく他のプレーヤーも一日快適なゴルフのラウンドを楽しめます。
この記事では、キャディ同伴時のプレーでゴルファーが気を付けるべきポイントを紹介します。
スタート前には笑顔であいさつをする
スタートの20分くらい前になるとその日に担当するキャディがカートにゴルフバッグを積み込み始めます。
この時、キャディは以下のことをしています。
- 目土、水、タオルなどを準備する
- 各プレーヤーのクラブの本数を確認する
- 各プレーヤーのクラブの種類、特徴を覚える
この時間帯はプレーヤーは打ちっぱなしから帰ってきたり、練習グリーンでパット練習をしている頃だと思いますが、その日の担当キャディに会ったら笑顔であいさつしましょう。
一日ずっと一緒に行動する仲間ですから、ちょっと雑談したりして早いうちから打ち解けておきましょう。
もしキャディ同伴のプレーが初めての場合は、この時に「自分はキャディを付けてプレーするのは初めてです」と言っておくと良いです。
そうすれば、プレーヤーが多少軽率な行動をしたとしても、笑顔で許してくれますよ。
場合によっては、ビシバシと厳しく?いろいろ教えてくれます(笑)
ラウンド中はキャディの負担を減らす行動を心掛ける
4バックのラウンドの場合、キャディの仕事はたくさんあります。
フェアウェイでのキャディの仕事
ティググランド〜フェアウェイでのキャディの仕事は以下の通りです。
- プレーヤーとのクラブの受け渡しをする
- ボールの行方を見て落下地点を覚える
- 必要に応じてクラブを拭きヘッドカバーを付ける
- 必要に応じて目土をする
- バンカーの砂を平らにならす
もし可能であれば、自分でバッグからクラブを取ったり、クラブをしまったりすると良いです。そうすると、キャディの仕事のうち①と③が無くなります。
そして、これから一番重要なことを書きます。
もしカート道路と反対側のラフや林に打ち込んでしまった時は、使う可能性があるクラブを3本ほど持って行きましょう。
よく初心者でありがちなのが、クラブを持って行かずに遠くの方から「キャディさ〜ん、PWを持ってきて〜!!!」と叫ぶことです。
これはキャディの仕事が増えるばかりか、他のプレーヤーのキャディができなくなってしまうので、マナーとして心得ておきましょう。
また、自分のボールの行方は自分で見るのは当たり前として、バンカーの砂をならすのも自分でやるようにしましょう。
- クラブは自分で取る、しまう
- 林に打ち込んだらクラブを3本持っていく
- ボールの行方はしっかり見る
- バンカーの砂は自分でならす
グリーン上でのキャディの仕事
グリーン上でのキャディの仕事は以下の通りです。
- プレーヤーとのパターの受け渡しをする
- ボールをタオルで拭く
- 旗竿を抜き差しする
- ボールマークを直す
もし自分のボールがグリーンに乗っていることがわかっていたら、あらかじめ自分のパターを持ってグリーンに向かいましょう。
旗竿の抜き差しは基本はキャディに任せてよいですが、自分が最初にカップインした場合はキャディから旗竿を受け取って、キャディを開放してあげましょう。
そうすれば、キャディは次のホールの準備に専念できます。
また、自分でつけたボールマーク(グリーン上にボールが落下した時にできる穴)は自分で直すようにしましょう。これはゴルファーとしての最低限のマナーです。
- 可能であればパターは自分で持っていく
- 最初にカップインしたら旗竿を持つ
- ボールマークは自分で直す
ラウンド後にはお礼の言葉をかける
ラウンド後にもキャディの仕事は残っています。ラウンド後のキャディの仕事は以下の通りです。
- クラブを拭いて汚れを落とす
- ヘッドカバーをかける
- クラブの本数を確認する
- 忘れ物がないかチェックする
ラウンド後のプレーヤーは疲労でクタクタだと思いますが、キャディも顔には出しませんが相当疲れています。
キャディの負担をなるべく減らすように、ヘッドカバーは自分でかけるようにしましょう。
実は僕がキャディをしていた時にヘッドカバーを間違えて付けてしまったことがありました。その時は後でお客さんが気づいたので大事には至りませんでした。
しかし、キャディと言えども人間なので、間違えてしまうことはどうしてもあります。
ヘッドカバーとその他の私物(ボール、グローブ、衣類、小物類)は自分で責任を持って持ち帰りましょう。
そして、最後には笑顔で「今日一日、どうもありがとうございました!」とキャディに声をかけてあげましょう。
このひと言でキャディの一日の疲れが吹っ飛びますよ!
まとめ
最近ではセルフプレーが主流なのでキャディ同伴でプレーする機会がめっきり減ってしまいました。
しかし、ゴルフコンペや有名ゴルフ場などでプレーする時はキャディ同伴の場合も少なくありません。
今回、キャディ同伴でラウンドする際に注意する点を紹介しましたが、キャディ同伴の時はキャディを使用人とは思わずに、一緒にプレーする仲間だと思って、お互いを思いやりながら行動することが大切です。
そうすれば、一緒にラウンドするみんなが楽しくプレーすることができ、自分も楽しくプレーすることができます。
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