最近のカジュアルなゴルフ場ではほとんどがセルフでのラウンドになっていますが、高級なゴルフ場などではキャディ同伴のラウンドがまだまだあります。
また、初心者はいきなりセルフでのプレーになると、ボールの行方を追うだけで精一杯でゴルフどころではないかもしれません。
そんな時、キャディさんがいてくれると心強いです。ボールの行方をしっかり見ててくれるし、どこを狙って打てばいいか教えてくれます。キャディさんは初心者の味方です。
でも、逆にキャディの立場からすると、初心者がいる組に付いたときには大変です!
林の中にボールが飛んで行ったら一緒に探しに行かないといけないですし、2打目、3打目の地点まで走ってクラブをお届けすることもあります。
お給料は同じでも仕事の量は2倍に増えます。マジです!
実際にゴルフ場でキャディのバイトをしていた僕が言うのですから間違いありません。
ちなみに、全員が上級者の時のキャディはとても楽です。ほとんど歩いているだけですから。こんな日は幸せです。

初心者がいると増えるキャディの仕事
ここからは裏話っぽくなってきますが、初心者がいるときのキャディさんがいかに大変かを知ってもらうために、あえて書きたいと思います。
初心者がいると増えるキャディの仕事は、パッと浮かんだだけでもこれだけあります。
目土の回数が増える
初心者はとにかくダフるので目土の回数が増えます。「せめてティショットだけはダフらないで〜。」と願うばかりです。
「ファー」の掛け声が増える
隣のホールに打ち込んでしまったとき、危険を知らせるために「ファー」と大声で叫びます。「ファー」の掛け声が頻繁に聞こえる組は初心者がいる証拠です。
ボールを探しに林の中や崖下に走る回数が増える
キャディさんの体力的にはこれが一番つらいです。僕がキャディをしていた時は、コースを縦横無尽に走り回っていました。
お客さんのクラブを持って走る回数が増える
初心者の人はグリーン周りにきた時やバンカーに入った時にウェッジ類を持っていないことが頻繁にあります。セカンド地点からダフりながら少しずつ進むからです。
そんな時、

「キャディさ〜ん、AW持って来て〜!」
とお声がかかるので、カートまで走ってクラブを取りに行きます。
グリーン上でお客さんのクラブを持つ本数が増える
グリーン上ではキャディはお客さんのクラブを預かって、パターを手渡します。
初心者の人は一人で3〜4本クラブを持っていることが多いので、4人の組の場合は合計10本ほどクラブを預かることもあります。腕がかなり痛くなります。
汚れたクラブを拭く回数が増える
アイアンでダフるとクラブヘッドに泥や土が付着します。このクラブをきれいに拭き取るのもキャディの仕事です。
お客さんの打数が数えきれなくなる
キャディはお客さんの打数を数えています。お客さんがパーやバーディーをとった時に「ナイスパー!」「ナイスバーディー!」と声を掛けるためです。
でも、初心者のボール探しに付きっきりになると、お客さんの打数がわからなくなってしまいます。
バーディーをとった時にキャディさんに何も言われなくても、キャディさんを責めないでくださいね。きっと、ボール探しで大変な思いをしているハズですから…。
運悪く天気が雨だったら、もう地獄です…。
キャディにチップは必要か?不要か?
チップは気持ちの問題なので強制するものではありません。僕がキャディをしていたときも、チップは数えるほどしかもらったことはありませんでした。
でも、チップをもらうと嬉しくて「いつもより頑張ろう〜!」という気持ちになることは事実です。
そんなキャディの気持ちを知っているので、僕はキャディを付けてラウンドする時はチップを渡すか、あるいはラウンドを開始して最初の茶店で飲み物やお菓子などの手土産を渡すようにしています。
毎回、チップや手土産を渡す必要はありませんが、やっぱり普段より仕事が多くなるような状況の時は、チップや手土産を渡すと喜ばれます。
例えば、以下のような状況の時です。
コンペを開催する時
コンペの時はドラコンやニアピンなどで旗を立ててもらったり、、仲間内でちょっと騒いでしまったりと、キャディさんに迷惑を掛けることもあります。
感謝やお詫びの気持ちを示すためにも、チップや手土産を渡すと良いでしょう。
初心者がいる時
先ほど述べたように、初心者がいるとキャディさんの仕事は2倍にも3倍にもなります。また、キャディさんから初心者が色々教わることも多いかと思います。
そんなキャディさんに感謝の気持ちを示すためにも、チップや手土産を渡すようにしましょう。
雨の時
雨の日のキャディさんはとても大変です。お客さんの大切なゴルフバッグやクラブが濡れないように細心の注意を払います。もちろんキャディさんの身はずぶ濡れで、1ラウンド終わった時にはもうクタクタです。
そんなキャディさんに少しでも元気になってもらえるように、チップや手土産を渡すようにしましょう。
まとめ
キャディさんの仕事はお客さんに対する心遣いそのものです。悪天候の時も、初心者が2人いる時も、文句も言わずに笑顔でプロの仕事をしてくれます。
そんなキャディさんに感謝の気持ちを伝えるために、ちょっとした心遣いをしてあげると、みなさんのゴルファーとしての資質も人としての資質も一段と磨かれることでしょう。
結論としては「キャディさんの仕事が増える時はチップをあげよう!」です。
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