ゴルフのスコアを分析し、自分の弱点を知ることが上達への第一歩です

ゴルフ初心者はコースに出てラウンドしても、最初の頃は右に行ったり左に行ったりして、前に進むのがやっとです。でも、その期間を乗り越えて、ようやくスコアが100くらいまでくると、またそこで伸び悩んでしまうことがあります。

いわゆる「壁」が立ちはだかるんです。よく「100の壁」とか言いますが、スコア100前後には大きな壁があり、そのスコアを超える(下回る)ことがなかなか難しいんです。

私もこの「壁」を何度も経験しました。最終ホールまで来て「ここをボギーで上がれば初めて100を切れるぞ!」と思った矢先にOBを打ってしまい、夢破れたことは数知れません。

でも、この「壁」の高さは無意識のうちに自分で高くしているかも知れません。つまり、苦手なショットや苦手な状況を自分自身で理解していないので、無謀なショットで大叩きをしてしまうのです。

そうならないためには、自分の苦手なショット、苦手な状況を客観的に把握することが第一歩です。では、どうすればいいのでしょうか? まずは自分の弱点を数値化して、データで目に見える状態にすればいいんです。

そうすれば、自分の苦手なショット、苦手な状況が一目瞭然となり、何を改善すればいいかが明確になります。

次の項目では具体的に何をしたらいいのか、イラストを交えながら説明していきます。

まずはラウンド時のスコアを記録しよう

ゴルフのラウンドをすると、スコアカードにスコアを記入しますね。ほとんどの人は各ホール毎のスコアとパット数を記入すると思います。例えば、パー4のホールで「ボギー(5打)で2パット」であれば、「5/2」のような感じです。

この情報からは、PAR 3、PAR 4、PAR 5のホールの平均ストローク、パーオン率などわかります。

「パーオン率」とは全18ホール中で「パー引く2打」でグリーンオンしたホールが何回あったかを示すデータです。例えば、パー5のホールで3打でグリーンにオンすればパーオンです。

パーオンが全18ホール中に9回あれば、パーオン率は50%ですね。このようにして、データの数値化(見える化)をしていきます。

最初のうちはラウンドすることに忙しくて、パット数を書くだけで精一杯かもしれませんが、少し余裕が出てきたら、各ホール毎に以下のデータも記録するようにしましょう。

  • OBの回数
  • 池ポチャの回数
  • バンカーの回数
  • ティショットでフェアウェイをキープしたか

1回のラウンドのデータだけではあまり意味がないので、このデータを1年、2年…と積み重ねていきます。すると、自分の弱点がはっきりとわかってきます。

スコアを分析すると弱点が見えてくる

私の5年分のスコア(ストローク)の分析結果を紹介します。この円グラフから以下のことがわかります。

  • PAR4、PAR5のホールでは50%がパー以上(赤、オレンジ)
  • PAR3のホールでは33.3%がパー(オレンジ)

PAR3は距離が短いので、普通に考えたらパーが取りやすいと思いませんか?

でも、PAR3のホールでパーが少ないのは私の戦略なんです(半分本気で、半分言い訳です…)。実は私はPAR3のホールが苦手でした。以前はPAR3のホールでは以下の図のようにピンを直接狙っていて、ミスショットでグリーン周りのバンカーに入れて大叩きすることが多かったんです。

スコア分析の結果、PAR3ではバンカーに入れて大叩きしていることがわかったので、PAR3のホールの狙い方を以下の図のようにバンカーを避けるようにしました。

すると、ミスショットをしてもバンカーに入ることがなくなったので、トリプルボギー以上の大叩きをまったくしなくなりました。

PAR3のホールでパーを取れる確率は低くなりましたが、それ以上に大叩きする確率が低くなったので、PAR3のホールでの平均ストロークは大幅に減りました。

以前はPAR3のホールの平均ストロークは「4.8」でしたが、戦略を見直した後は「3.8」になりました。全18ホール中、PAR3のホールは4個あるので、1ラウンドのスコアが「4」減ることになります。これは大きいですね。

こうして、自分の弱点をきちんと把握することでコース戦略に活かすことができ、結果としてスコア改善につなげることができます。

おすすめのゴルフスコア分析アプリ

スコア分析に表計算ソフトを使うのもいいですが、今はスコア管理アプリがたくさんあります。その中でも私が一番おすすめするスコア管理アプリは「ゴルフダイジェストオンライン」のスコア管理アプリ「GDOスコア」です。

パソコンからでもスマホからでも無料で利用でき、データさえ入力すれば自動的にグラフ化してくれるのでとても便利です。先ほどの私のスコア分析例(円グラフ)もゴルフダイジェストオンラインのホームページでのスコア分析の一つです。

スマホの場合は「GDOスコア」というアプリを検索すると、以下のようなコアラのアイコンのアプリが見つかるので、インストールしてみて下さい。

GDOスコア ゴルフスコア管理

GDOスコア ゴルフスコア管理

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パソコンの場合は「ゴルフダイジェストオンライン」のホームページの「スコア」という項目からスコア管理のページに入れます。

スマホアプリの場合もパソコンの場合も会員登録が必要ですが、Facebook、Google、LINE、Twitter、Yahoo!のIDでもログインできるので、手軽に使うことができます。

パソコン版の管理画面は以下の通りです。とても見やすいので、スコア分析も簡単です。

また、「ゴルフダイジェストオンライン」ではスコアカードの提出枚数が規定数に達するとハンディキャップを算出し、会員の中の自分のランクを棒グラフで表示してくれます。

ハンディキャップにより自分の実力がどのレベルにあるのかを客観的に知ることができるので、より目標が明確になり、練習にも力が入ります。

そして、ゴルフダイジェストオンラインの「ハンディキャップ認定証」ももらうことができます。これなら友達とかにも胸を張って「ハンディキャップは◯◯です。」と胸を張って宣言できます。

まとめ

いかがでしたか。ゴルフはただ漠然と練習していてもなかなか上達しません。自分の弱点を客観的に分析し、ミスを減らすことでスコアは格段に良くなります。

また「ゴルフダイジェストオンライン」のようなサービスを活用することで、ゴルフがより楽しくなること間違いなしです。まだ利用していない方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

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